映画ゴーンガール 結婚とか夫婦って

映画ゴーンガール観てきた。素晴らしい映画だった。観て損なし。少しだけネタバレしながら、感想など。


映画「ゴーン・ガール」予告編 - YouTube

あらすじ

5年目の結婚記念日に妻が失踪。争った形跡、残った血痕などから事件とみなされるが、妻は毎年結婚記念日に謎解きを仕掛けていた。家宅捜索中に「ヒント 1」と書かれた手紙が発見される。妻の失踪の謎を解くサスペンスかと思いきや物語は二転三転し...

良かったとことか

  • 展開の多さ。開始1時間くらいですでに1本の話になりそうなところをさらにこれでもかというくらいに新たな展開を持ってくる話。
  • そして、鑑賞者を引き込む巧妙な見せ方。最初は夫視点で観ていって、途中から妻の回想を出会いから順に追体験していく。心躍る恋愛の時間、そして結婚、不幸な時、そして不和。種明かしの後、鑑賞者はどちらの味方にもなれなくなる。あるいは、どっちもどっちだから自分と同性に無理矢理感情移入するかも知れない。どちらにしろ、結末も含めてはっきりとこうだ!という答えがなく、見る人によって様々な解釈をさせてくれる。
  • 音楽。 トレント・レズナーだった。心象がいやというほど伝わってくる不協和音やらノイズが最高にかっこよかった。

観終えて

旦那の最後はあれでよかったんじゃないかなーと思う。お互い求めているものは与えているわけだし、やっと対等になれたわけだから。(サイコ野郎と一緒はイヤだろうけど)
また、メディアの過剰な報道や、話題のヒートアップは結婚した夫婦に対立する物としての世間体のようなものを表してるのかなーなどと。二人だけの関係ってのはつまり恋愛ということで社会はあまり関係ないけど、結婚すると夫婦と社会この二項が刺激しあって個人の人生を支配する、自分一人の人生ではなくなるっていうのはあまりに陳腐な言葉にはなってしまうけど。まあそんな当たり前のことを生々しく感じさせてくれる映画でした。